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新年のごあいさつ

新年を迎えて

副院長   石濱琢央

2024年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。

まず、元日に発生しました能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。昨年を振り返りますと、イスラエル・ハマス間の軍事衝突、ロシア・ウクライナ戦争の継続、米中対立や台湾問題などの地政学リスクの高まり、世界的なインフレと金融引き締め、歴史的な円安進行など、先行きの不透明感がより一層強まった一年でした。

また、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、旅行や外食・イベントなどの制限がなくなり、町に活気が戻ってきてコロナ以前の生活に戻りつつあります。しかしながら、医療機関では今年に入ってからもコロナとインフルエンザの同時流行が続き、まだまだ感染防御に気を使って日々の診療を行っています。本年は、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等の報酬が揃って改定されるトリプル改定の年であります。今回の改定の基本方針では、物価高騰や賃金上昇、患者負担・保険料負担の影響を踏まえた対応等が基本認識として示され、人材不足と言われている現在の雇用情勢も踏まえた人材確保・働き方改革等の推進が重点課題として掲げられています。 厚生労働省は令和6年度の診療報酬改定について、プラス0.88%に決定しました。薬価等はマイナス1.00%、介護報酬はプラス1.59%、障害福祉サービス等報酬はプラス1.12%の改定としています。最近の物価の上昇、賃金の上昇を考えると我々医療機関にとっては、非常に厳しい改正といえます。


このような情勢下、クワヤ病院も健全な医業継続に資することが求められています。  当院は、今年も地域社会との連携を強化し、皆様のニーズに応えるために、さらなる努力を惜しまない所存です。地域の皆様のご理解とご協力をいただきながら、当院の理念である「患者様の立場に立った医療を提供する、気さくで、家庭的な、明るい雰囲気の病院」をめざします。今年もクワヤ病院は、皆様から信頼される医療を提供すべく尽力してまいります。

新しい1年が皆様と世界にとって良い一年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。